誕生日を迎えるこの節目に、私自身の原点を振り返ることにしました。
さまざまな悩みを乗り越えたからこそ、不安を抱える人の背中を押せる
人生の岐路に立つたび、私は幾度となく壁にぶつかり、そのたびに自分の考えや選択肢を見直しながら進んできました。学生時代は受け身の姿勢が抜けず、「自ら学びを選び取る」主体性の重要性に気づくのが遅れてしまいました。その結果、就職氷河期に直面した際や、自己実現を求めて転職した際にも失敗が続き、多くの挫折を味わうこととなりました。
それでも諦めきれず、自分の力で道を切り開き、新たな可能性に挑戦し続けたいという意欲と、親の期待との間で悩みました。地元で長女として家を継ぐことを望む親の気持ちに向き合わせられ、自己実現と家族の期待の間で葛藤を抱える日々が続いたのです。
こうした悩みや葛藤と向き合い、試行錯誤を重ねながら、自分なりの答えを見つけてきました。その過程で、自分にとっての本当の目標や価値を見出し、少しずつ成長を実感しました。だからこそ、今、同じように不安を抱えている方々の背中を押すことができると信じています。その思いを胸に、今、キャリアコンサルタントとして活動しています。
夢を追いかけるきっかけは、ひとつの出会いから
もともと仕事に対しては自分なりの目標を決め、小さな達成感を積み重ねるのが好きでした。たとえば請求書を発行する業務の場合、先輩からは3日かけてやればいいと言われると逆に燃え、「期限より早く仕上げたい」と闘志を燃やしていました。自分なりの期限として1日早めに設定し、作業を効率化するなどの創意工夫をしました。
どんな仕事に就いても、その環境で得られることを学び続けてきました。生意気ですが、もうここでは学ぶことがないと思うと、次にチャレンジできる環境へと転職を活用して移っていきました。
自分が本当にやりたい仕事に出会ったのは、転職活動中にハローワークの相談員さんに相談したときのこと。 転職活動がうまくいかず落ち込んでいた私に、親身になって話を聞き、励ましてくれたその姿に心を打たれました。「私もこんな風に人の人生を支える仕事がしたい」と、その瞬間強く感じたのです。
そこから資格取得を目指し、転職活動を続けながら一歩ずつ進みましたが、未経験という壁に何度も阻まれました。それでも諦めたくなくて、試行錯誤を重ねる日々が続きました。
人生を変えた決断
そんな私に転機が訪れたのは、キャリアカウンセラー資格の更新講習での出来事。憧れの「ハローワーク相談員」と直接話す機会が訪れ、このチャンスを逃すまいと「どうすればその道に進めるのか」と意を決して相談しました。そのアドバイスを信じてすぐに行動した結果、短期契約でしたが希望の求人に巡り会えました。
その求人は、たった2か月間で契約更新なしという条件付き。一人暮らしで、実家に頼りたくない私には一か八かの賭けでした。
「2か月で終わるかもしれない。でも、やらずに後悔するより、挑戦してみるほうがいい。」そんな気持ちで応募し、自分の人生を変える覚悟を決めました。
結果として、2か月経過後も再応募して採用されることができました。この経験は、「失敗を恐れずに挑戦する」ことの大切さを教えてくれました。
やらない後悔より、やってみる勇気を
今ではキャリアコンサルタントとして、人の笑顔や自信を取り戻すお手伝いをしています。人生の主役になるとは、誰かの指示や環境に流されることなく、自ら考え、決断し、自分の手で未来を切り拓くことです。
私が一番大切にしているのは、クライエント自身の「やってみたい」「変わりたい」という思いを全力で応援すること。そして、それを実現するために寄り添うことです。
おわりに
「たった一度の人生をどう生きるか」。その問いに正面から向き合い、迷いながらも挑戦を重ねてきた私だからこそ、あなたが一歩踏み出す勇気を全力で応援します。
やらない後悔ではなく、やってみる挑戦を選び取るその瞬間を、一緒に歩んでいきましょう。あなたが人生の主役として輝ける未来を、共に描きたいと思います。
