一面の”ふわふわ””もこもこ”のコキア畑って、どうやって作っているんだろう?
そんな疑問から、6月19日、国営ひたち海浜公園のみはらしの丘へ向かいました。目的は、SNSで話題の絶景コキアの植え付け現場を、この目で確かめること。そこで見聞きしたのは、想像を超える緻密な作業と、今年初登場するコキア品種の秘密でした。
炎天下で見た職人技

みはらしの丘に着いて驚いたのは、作業の精密さ。まず70センチ間隔できっちりとラインを引き、その交点に目印をつけていきます。

「なぜ70センチなんですか?」と作業員の方に尋ねると、「コキアが成長したときに、ちょうどこのくらいの大きさになるからです」との答え。
つまり、あの”ふわもこ”の絶景は、偶然ではなく計算し尽くされた結果だったのです。広大な丘に等間隔に並ぶ目印を一つ一つスコップで掘り、15センチほどの小さな苗を植えていく。気の遠くなるような作業に、思わず頭が下がりました。

炎天下での手作業を間近で見ていると、8月に現れる緑の海原がどれほど貴重なものか、改めて実感します。延べ260人が約1か月間かけて作り上げる、まさに「奇跡の絶景」なのです。
今年は史上初!4品種4万本のコキアが楽しめる理由

そして今年の最大のサプライズが、「コキア見本園」の初登場。定番の「ルージュ」一色から、なんと4品種に拡大され、赤松近くの休憩所付近に植栽される予定です。
新登場の品種ラインナップ
- 「ルージュ」(37,880本)
- 「オータムビューティー」(2,000本)
- 「滝野ファイヤーエッグ」(100本)燃えるような赤色が特徴
- 「コキア”ホワイト”」(50本)
紅葉時期には、それぞれ違った表情を見せてくれるはずです。実際にどんな違いが見られるのか、成長が楽しみですね。
植え付け体験で感じる「育てる喜び」

4万本のコキアが織りなす絶景は、ただ眺めるだけでなく、その「作られ方」を知ることで何倍も感動が深まります。特に今年は4品種が初めて揃う記念すべき年。
6月21日には市民参加の植え付け体験イベントも開催され、100名が参加。「自分の手で植えた苗が、やがて絶景になって返ってくる」という特別な体験の価値を感じました。
植え付け作業は7月4日頃まで続く予定なので、「絶景がどう作られるのか」を見学するのも貴重な体験です。そして8月中旬からは、いよいよ”ふわふわ””もこもこ”の季節が到来します。

実際に植え付け現場を見学した今、8月の緑の時期、夜のライトアップ、そして秋の紅葉と、季節ごとの変化を追いかけたくなりました。
あの小さな苗たちが、どんな風景を見せてくれるのか。今から楽しみで仕方ありません。
開花情報
コキア(緑葉)の見頃:8月中旬〜9月下旬
植栽面積:約2.3ヘクタール
見られる品種数:4品種(約4万本)
場所:国営ひたち海浜公園 みはらしの丘

国営ひたち海浜公園について
茨城県ひたちなか市に位置する国営ひたち海浜公園は、四季折々の花々が咲き誇る花の名所。夏はジニアやヒマワリ、秋にはコスモスやコキアが一面を彩ります。現在はアジサイ、ラベンダーなどが見頃を迎えています。
また、プレジャーガーデンでは観覧車やアスレチック、BBQ広場も充実。自然と遊びが融合した空間で、思い思いの一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
アクセス情報
国営ひたち海浜公園
住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
開園時間
- 3月1日〜7月18日:9:30〜17:00
- 7月19日〜8月31日:9:30〜18:00 ※開園時間が変更になる可能性あり
休園日
- 毎週火曜日(火曜日が祝日にあたる場合は直後の平日)
- 12月31日、1月1日
- 2月の第一火曜日の前日から直後の金曜日まで
お問い合わせ:029-265-9001(ひたち公園管理センター)
